海鮮揚げまんぷく

まんぷくの海鮮揚げ

日本で初めて魚のスリミを使った食品が記録されたのは、1115年の平安時代後期です。当時の儀式や行事の道具を描いた『類聚雑要抄』に、お祝いの席に登場する蒲鉾や竹輪のような食品の記述があります。

これは、平安時代の貴族が祝宴で楽しんだ洗練された食べ物でした。

地元の魚を美味しく保存するために生まれたスリミや練り物は、長い間地域ごとの食文化として親しまれてきました。

例えば揚げた蒲鉾は、関東では「さつま揚げ」、関西では「天ぷら」、鹿児島では「つけ揚げ」と呼ばれ、地域によって名称が異なり、東海地方では「はんぺん」として知られています。

スリミの普及は、1960年に「冷凍スリミ」技術が開発されたことがきっかけでした。

この技術は、北海道立水産試験場の研究グループによって開発され、北太平洋のスケトウダラを有効活用する目的で行われました。急速凍結されたスリミは、その鮮度を保ちながら広く流通するようになり、現在では「SURIMI」として世界中で愛される国際的な食品に成長しました。

研究を研究を重ね、2023年に札幌でOPENしたふわふわの海鮮揚げが自慢の『まんぷく』は、プリッとした食感と魚本来の美味しさにこだわった自慢の一品です。

練り物の弾力の秘密

練り物の特徴的な弾力は、魚のたんぱく質の変化に由来します。約60~75%を占める筋原繊維たんぱく質は塩水に溶け出し、すり身を作る際に塩と共にすりつぶされることで短くなり、複雑に絡み合いながら水分を保持します。熱を加えると、この絡み合った構造が固定され、独特の弾力ある食感が生まれるのです。

味付けだけでなく、海鮮揚げの弾力に富んだ食感を造るために欠かせないのが食塩です。まんぷくでは、ミネラル豊富な天日塩を使用しています。

まんぷくでは主力商品も含め全商品の味を常に見直し、常にご満足いただける味づくりに努めております。
原料となるすり身に徹底的にこだわり、塩や調味料なども全て厳選、吟味したものだけを使って、伝統を継承しながら、常に最高のおいしさを追求し続けております。

原料へのこだわりに加え職人の育成にも力を入れています。機械化が進んだとはいえ、すり身の状況の見極め、調味料を入れるタイミングなどは職人の手作業。


季節やその日の状態によるわずかな変化を感じ取り、タイミング等をはかり適切な対応ができるのも、手作りの高度な技術を習得した者だからこそのことです。

自慢の海鮮揚げの弾力、味付けは加熱せずそのままでもさっぱりと美味しくお召し上がりいただける、揚げかまぼこです。

その秘密は揚げ油。上質な油を使用し、揚げた後はロフで余計な油を丁寧に除いています。

店舗情報  

札幌本店 〒062-0034

札幌市豊平区西岡4条9丁目1-26